あなたの髪質はどんな髪質ですか?
髪質と一言で言われてもくせ毛・軟毛など種類があります。
今回は髪質ってどういうものがあるのか?
髪質タイプ別にまとめました。
- 軟毛
- 硬毛
- くせ毛
上記の髪質タイプを美容師が詳しく解説していきます。
実際に見ていきましょう。
髪の毛の内部はどうなってるの?
髪質の話をする前に、毛髪構造をざっくり説明しておきます。
毛髪を形成しているのはこちらの3つの層から成り立ちます。
- キューティクル
- コルテックス
- メデュラ
こちらの毛髪の断面図をご覧ください

外側に皆さんよくご存じのキューティクルがあります。
キューティクルが剥がれてくると髪のダメージが進行してしまいます。
その中にコルテックスとメデュラという層があります。
あまり聞いたことのない名前ですね。
ここは難しいところですのでこれだけ覚えて下さい。
コルテックス(毛皮質)は髪の毛の85%~90%を占めている
髪質(太さ・硬さ)が状態によって決まる
メデュラ(毛髄質)は髪のハリ・コシに影響があると言われている
髪の毛に必ずあるというわけではない
髪の毛の構造についてざっくりわかりましたか?
上の図でもわかるようにその形から髪の毛は一般的によくのり巻きに例えられます。
よくわからないという方は下の、のり巻きをイメージするとよいでしょう。

正常な髪の毛も食生活・睡眠不足・生活習慣の乱れ・頭皮状態の悪化など
様々な理由で劣化してしまいます。
まずは美容師に自分がどういう状態であるかを
チェックしてもらいましょう。
軟毛・硬毛の特徴
では髪質の話に戻ります
まずは軟毛と硬毛に関してです。
主に以下の様な特徴がありますので確認しましょう。
軟毛とは、キューティクルが少なくダメージを
受けやすい特徴があります。
キューティクルは先ほどみたのり巻きでいうと「のり」の部分ですね。
のりがないのり巻きってごはんと具材がぽろぽろ落ちてきそうです。
また髪の毛にはシスチンというたんぱく質を構成しているアミノ酸の一種があります。
このシスチンの結合が少なく髪に弾力がない状態になっています。
- キューティクルが少ない(層の重なりの減少)
- 髪の毛自体が細い
- パーマやカラー材の影響を受けやすい
軟毛とは反対の髪質である硬毛とは、キューティクルの枚数が多く重なりも厚い特徴があります。
毛髪が太くフィブリル(ケラチン繊維の集合)が多いためにシスチン結合が多く弾力があります
カラーやパーマが思ったように浸透しないために長めの放置時間が必要となります
- キューティクルが多い(層の重なりが厚い)
- 髪の毛が太く弾力がある
- ヘアアレンジで髪に動きをつけにくい
軟毛・硬毛でお悩みの方は
こちらをご覧ください。
髪の毛の硬さに応じて選ぶことができる
アウトバストリートメントです。

くせ毛の特徴
つぎはくせ毛に関してです。
くせ毛は基本的に直毛でない人は
全てくせ毛です。
くせ毛は主に以下の4種類にわかれます。

この中でも日本人は「波状毛」タイプが多く、次に「捻転毛」が多いと言われています。
ただし、「波状毛」と「捻転毛」が混ざっていたり、直毛だと思っていても部分的に「波状毛」が存在したり必ずしもこの4種類のどれかに分類されるというわけではありません。
直毛も加えてくせ毛タイプ別の特徴をまとめました。
- 直毛:表面が滑らかな曲面で断面が正円形
- 波状毛:大きくうねりを描いたり波打っている状態で断面は楕円形
- 捻転毛:コイル状にねじれているタイプ
- 連珠毛:数珠が連なったような形状。髪の太さが一定でなく凹凸がある
- 縮毛:もっとも深刻な状態のくせ毛。髪の毛が縮れている
こちらの図でくせ毛がどういった現象であるか確認してください

こういったくせは生まれつきの遺伝もありますが水分と密接な関係があります。
- 湿度の高いときや水にぬれているときに出てくるくせ
- 乾燥しているときに出るくせ
- 濡れているときのくせがドライ時に更に強く出るくせ
くせ毛でお悩みの方はまずはシャンプーを見直してみましょう
髪質まとめ
髪質に関してのまとめです。
冒頭でも記載しましたが、よくわからない場合は美容師に相談です。
自分の髪質に合わないセルフカラーなどで
ダメージを負ってしまうこともあります。
不規則な生活習慣と使用しているシャンプー・トリートメントを見直しましょう。
- 食生活の改善を改善しよう。髪はたんぱく質で出来ています
- 十分な睡眠を確保しよう
- アウトバストリートメントを積極的に使おう
- シャンプー自分にあってる?見直してみよう